新機能の活用方法や日々の運用に悩んでいる担当者必見!2020/2021年のSNS新機能まとめ&運用に役立つヒント


こんにちは!サムライトSNS lab.の春木です。

先日SNSエキスパート検定の上級に合格し、より効果的なSNS運用を実現するために日々調査や研究に取り組んでいるのですが、企業のSNS運用担当者の中には、新機能の情報キャッチアップや活用方法、”投稿テーマを考えるor探すのに時間がかかる”など日々の運用に頭を悩ませている方が多くいらっしゃるのではないかと感じています。

前回記事(Instagramユーザーの”機能別”利用動向から考えるアカウント運用のポイント【独自調査データ公開!】)でもご紹介した通り、2020年、SNSには多くの新機能が実装され、2021年の現在でも日々アップデートされています。

そこで本記事では2020年と2021年の2月までに導入された新機能を振り返るとともに、運用に役立つヒントをまとめましたので是非今年のSNS活用の参考にしてください。

2020年/2021年の新機能まとめ

Instagram

まずはInstagram運用担当者が押さえておくべき新機能やアップデートを振り返ってみます。

2020年はリールやショッピング機能、旬の話題など、今後Instagramアカウント運用において積極的に攻略していきたい機能が次々と導入されました。乗り遅れないよう、今のうちにキャッチアップしておきましょう!

【2月】ストーリーズ投稿にBGMとして好きな曲を追加できるように
https://about.fb.com/ja/news/2020/02/musicsticker/

【3月】外出自粛が広がる中、おうちで過ごす様子をシェアするのにぴったりなスタンプが登場
https://about.fb.com/ja/news/2020/03/covid-19/

【4月】Instagramライブがデスクトップからも視聴できるように
https://about.fb.com/ja/news/2020/04/live-on-desktop/

【4月】デリバリーやピックアップなど、レストランからInstagram経由で料理を注文できる機能が登場
https://about.fb.com/ja/news/2020/04/instagram-food-delivery/

【7月】好みに合わせた商品やブランドが表示されるページを追加、Instagramでのショッピングがより楽しく
https://about.fb.com/ja/news/2020/07/instagram_shops/

【8月】ついつい見ちゃう、エンタメ性の高い短尺動画を作成・発見できる機能「リール」がローンチ
https://about.fb.com/ja/news/2020/08/reels/

【9月】Instagram、おすすめの商品やスポットなどを紹介する「まとめ機能」を導入
https://about.fb.com/ja/news/2020/09/guide/

【10月】季節の話題から最新の映画まで、日本で利用が伸びているハッシュタグ10点を発見できる「旬の話題」をローンチ
https://about.fb.com/ja/news/2020/10/freshtopics/

【10月】Instagramライブの配信が最大4時間に拡大。ライブ動画をアーカイブする新機能も
https://about.fb.com/ja/news/2020/10/live_creator_bundle/

【12月】ショッピングタグを利用してリールにも商品をタグ付けが可能に
https://about.fb.com/ja/news/2020/12/shopping_in_reels/

個人的に注目しているのは「まとめ機能」です。まとめ機能は、場所タグやショッピングタグがついたInstagramの投稿を集めて、タイトルや説明文を加えて記事のような形式で公開することができる機能です。様々のなテーマで”まとめ”ることができるため、商品カタログのように使ったり、UGC(ユーザー投稿)をまとめたりと、色々な活用方法が考えられます。

▽こちらのファッションブランドアカウントでは、シーズンごとにコレクションをまとめて商品カタログのように活用

 

Twitter

続いてはTwitter運用担当者が押さえておくべき、2020/2021でリリースされた新機能をご紹介します。

【2020年11月】フリート
https://blog.twitter.com/ja_jp/topics/product/2020/ntroducing-fleets-new-way-to-join-the-conversation-jp.html
フリートはInstagramで人気の「ストーリーズ」のような機能で、フィード上部に表示され、投稿後24時間で消える。「いいね」や「リツイート」などのリアクションはできず、フリートへの返信はダイレクトメッセージでのみ届く。

【2020年6月】音声ツイート(iOSのみ)
https://blog.twitter.com/ja_jp/topics/product/2019/your-tweet-your-voice_ja.html
音声ツイートは、最長140秒の音声を収録可能。音声ツイートは他のツイートに並んでタイムライン上に表示される。

【2020年9月】引用ツイート
https://twitter.com/TwitterJP/status/1300601027964497920
従来の「コメント付きリツイート」が「引用ツイート」として純粋なリツイートと区別され、ツイート下部には「リツイート」と「引用ツイート」が表示されように。企業は「引用ツイート」からその投稿群を確認でき、ユーザーのリアルの声を拾いやすく。

【2021年2月】ニュースレター(Revue)
「ニュースレター」とは、Twitter投稿やそれ以外の情報などを盛り込んだブログのようなコンテンツを簡単に作成し、メール配信やツイート投稿できる機能。140字以上のリッチなコンテンツが作成できるため、ニュースレターという形で有益な情報を発信することで新規フォロワー獲得や遷移先への流入増加などが期待できる。
※ニュースレターの利用はこちらから:https://www.getrevue.co/app/issues

今年に入り大きな話題となったオーディオチャットソーシャルネットワーキングアプリ「Clubhouse」がユーザー数を爆発的に伸ばしたり、オーディオストリーミングプラットフォーム「Spotify」でも”おすすめの番組”というポッドキャスト番組を配信したりと、2021年は音声コンテンツが注目のトレンドとなっています。

▽Spotifyにおけるポッドキャスト「おすすめの番組」

Twitterでも2020年に音声ツイートが実装され(iOSのみ)、Clubhouseのようにライブで音声会話ができる新機能「スペース」の正式リリースも予定されており、Twitter上での音声コンテンツ活用が2021年の大きなテーマとなりそうです。

2021年のアカウント運用に役立つヒント

続いて、2021年の運用のヒントを探るべく、ユーザーの情報ニーズと、流行の発信源となる事例が増えているTikTokのトレンドの2つの面から考察してみます。

ユーザーの情報ニーズトレンド

まずは、流行に対して感度の高いユーザーが多いInstagramと、”少し先の未来のアイデアを探すユーザーが集まる場所”と言われるPinterestがそれぞれ公式に発表している投稿トレンドのキーワードをご紹介します。

■ Instagramのトレンドを「欲しい」につなげよう(参照

【コミュニティを中心としたInstagramの世界】
・スポーツ
・ミニチュアアート
・ジェンダーアイデンティティ
・手工芸品
・多様性
・ユーモア

【クリエイティビティを活用する】
・ロックダウン下でのアート
・メイクアップアート
・ARフィルター
・写真
・アニメーション
・音楽

【カルチャーが生まれる場】
・アクティビズム
・オルタネイトリアリティ
・セルフケア
・隔離生活ジェンダーフリーのファッション

■ Pinterest Predicts(参照

【ファッション】
・防寒アイテムがファッションアイテムに
・自分流に服をカスタム
・アスフロー

【ビューティー】
・素肌ミニマリズム
・スロービューティー

【ウェルビーイング】
・スピリチュアルな世界
・極上の睡眠
・特別なお風呂時間

【フード、ドリンク】
・シャルキュトリー(盛り合わせ)

【インテリア】
・在宅ワークに合わせた改装
・クロッフィス

【旅行】
・自宅で旅行気分

以上から読み取れるのは、コロナ禍で「巣ごもり」「おこもり」生活が引き続き強いられるいま、自宅で瞑想をしたり、お風呂時間を充実させたり、食べ物の映えにとことんこだわるなど、一人で楽しむことを見つけたいと考えている人が多いということです。

セルフケアや自己研鑽、ハンドメイドに関する情報ニーズは2021年も引き続き高いと考えられることから、こうした情報を上手に投稿を取り入れていくのも有効だと考えられます。

TikTokのトレンド

最近はTikTokから新しい流行が生まれるケースも増えています。そこで最後にTikTokにおける2020年の動向をおさらいしておきます(参考)。

TikTokは2020年の人気コンテンツのトレンドとして「多様化」「グローバル化」「トレンド発信源」という3つのキーワードを挙げています。学び系やエクササイズ動画などそれまで見られなかった幅広いジャンルのコンテンツが投稿され、海外トレンドも日本で流行しました。また瑛人の「香水」のように、TikTokがきっかけで人気を博した楽曲も数多く生まれています。新しい流行の兆しをキャッチするためにも、今後もTikTokの動向をウォッチして随時ご紹介していきたいと思います。

またブランドエフェクトのバリエーションが広がり、幅広く活用されるようになったのも2020年の特徴でした。タクシー会社警備会社がエフェクトなどを使い、働く社員たちの日常をゆるく伝えているのが好評でフォロワー数を伸ばしています。一見SNSとの相性が悪そうに思われる業種のアカウントも、ユーザーと同じ感覚でブランドエフェクトなどをうまく活用することで、ファンを獲得できることが証明されたと言えそうです。

2021年もSNSの最新情報をお届けしてまいります!

新型コロナウイルスによる影響でいまだ先行きが見えない面も多くありますが、SNSの世界はむしろスピーディーに変化しており、2021年も新たな機能や流行が次々に生まれそうな予感です。

SNS担当者のみなさんにおいては、日々の業務の中で最新情報をキャッチアップすることはなかなか大変だと思います。

サムライトのSNS lab.では、TwitterやInstagramなど従来の人気SNSでの新しい流れと、TikTokやClubhouseのように新しいタイプのSNSムーヴメントの両面から最新動向をウォッチし、研究し、皆様に情報提供していきたいと思いますのでどうぞご期待ください!

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