Instagramユーザーの”機能別”利用動向から考えるアカウント運用のポイント【独自調査データ公開!】


こんにちは!サムライトSNS lab.の春木です。

前回の記事でもご紹介したとおり、昨今、Instagramでは機能の拡充が頻繁に行われています。

企業によるInstagramアカウント運用では、フィードやストーリーズを中心に展開するケースが多く見られますが、最近リリースされたリールやショッピング機能などの新しい機能はどのように有効活用すれば良いのかわからないといった課題も生まれてきています。

そこでサムライトではこのたび、Instagramのメインユーザー層である20〜30代女性を対象に、主要機能である「フィード」「ストーリーズ」 「Instagramライブ」「IGTV」「リール」「ショッピング機能」の利用実態を明らかにする調査を実施しました。

そこから見えてきたInstagramアカウント運用のポイントが下記の通りです。

  • ”なんとなく眺めている”ユーザーに寄り添うアカウント運用を目指す
  • フィードだけでなくストーリーズや旬の話題など、新機能にも積極的にトライして運用ノウハウを蓄積する
  • 各機能に対してユーザーが期待する情報やコンテンツを適切に出し分ける
  • 将来的にライブコマースのプラットフォームとしての有効活用も見据える

 

すべての調査結果とアカウント運用のポイントをまとめたホワイトペーパーはこちらから無料でダウンロードいただけます。

【20〜30代女性ユーザーはどう使っている?Instagramの“機能別”利用実態を徹底調査!】

本記事では上記ホワイトペーパーの内容を一部抜粋してご紹介します。

”なんとなく眺めている”ユーザーに寄り添うアカウント運用を目指す

日頃ユーザーがどのような状況でInstagramを見ているのかを尋ねたところ、何かしらの意図や目的をもってInstagramを見る人は22.7%にとどまり、暇つぶしとして、あるいは習慣的になんとなく見ている人が4分の3以上を占めることが分かりました。

企業がInstagramアカウントを運用する際は、ユーザーのこのような視聴態度をまず理解する必要がありそうです。

すなわち、知人や好きなインフルエンサーのアカウントをなんとなく眺めるというユーザーの日常的なInstagram体験に入り込み、企業やブランドに好感を持ってもらうためには、決して企業が発信したい情報を押し付けるのではなく、ユーザーが潜在的に期待している情報やコンテンツをInstagramの世界観の中で上手に提供していくことが重要だと言えるでしょう。

新機能にも積極的にトライして運用ノウハウの蓄積を

続いてInstagramの各種機能の利用状況については、「ストーリーズ」の利用がもっとも多く、「フィード」がそれに続くことが明らかとなりました。視認性の高い画面上部に表示され、個人アカウントからの投稿も活発なストーリーズへの関心の高さの表れと読み取れます。企業アカウントでも、フィードだけでなくストーリーズの活用は”マスト”と言っても過言ではないでしょう。

また、比較的新しいライブ配信や「旬の話題」といった機能をよく利用するユーザーも一定規模いることがわかり、20〜30代女性ユーザーの感度の高さがうかがえます。

企業がInstagramアカウントを運用する際は、フィードとストーリーズを基本としつつ、その他の新機能にも積極的にトライして運用ノウハウを蓄積していくことが、今後長期的にInstagramアカウントの価値を高めていく上でのポイントとなりそうです。

ユーザーが期待する情報やコンテンツを機能ごとに適切に出し分ける

企業アカウントの「フィード」「ストーリーズ」 「Instagramライブ」「IGTV」「リール」の5つの機能について、それぞれどのような目的で見ているかを尋ねた結果をまとめたものが以下のグラフ群です。特徴的な部分のみを色付けをしています。

上図からは、フィードやストーリーズでは、企業やブランドの最新情報やキャンペーンなどのおトクな情報を見たいというユーザーが多いのに対して、ライブ配信では商品に関する情報ニーズが高く、IGTVやリールでは情報ニーズというよりもひとつのコンテンツとして楽しんで見ているユーザーが比較的多いという特徴が見えてきます。

このように、ひとくちにInstagramといっても機能ごとにユーザーが求めている情報やコンテンツには異なる傾向が見られ、アカウントを運用する際はそれぞれの機能で適切なコンテンツを出し分けることがポイントと言えそうです。

※各機能における詳細なグラフおよび考察についてはホワイトペーパーに掲載されていますので、併せてご覧ください。

【20〜30代女性ユーザーはどう使っている?Instagramの“機能別”利用実態を徹底調査!】

<資料目次>
■はじめに
■20〜30代女性ユーザーに聞く“機能別”利用実態
・調査概要
・本調査から得られたアカウント運用のポイントまとめ
・調査データと考察
 – ユーザーがInstagramを使う状況
 – 各種機能の利用状況
 – 「フィード」閲覧の目的(個人アカウント&企業アカウント)
 – 「ストーリーズ」閲覧の目的(個人アカウント&企業アカウント)
 – 「Instagramライブ」閲覧の目的(個人アカウント&企業アカウント)
 – 「IGTV」閲覧の目的(個人アカウント&企業アカウント)
 – 「リール」閲覧の目的(個人アカウント&企業アカウント)
 – (参考)目的別で見る各機能の利用実態の比較
 – ショッピング機能の利用状況

ユーザーをより正しく深く理解することで、効果的なアカウント運用を

Instagramアカウント運用に限らずマーケティング全般に当てはまることですが、期待したマーケティング成果をあげるためには、ユーザーやターゲットの正しい理解が欠かせません。

企業の皆さまにより良いマーケティング活動を実現していただくために、サムライトでは今後も、ユーザーを対象とした調査などを通じてユーザー理解を深める機会をご提供していく予定ですので、どうぞご期待ください!

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ABOUTこの記事をかいた人

春木 美香

スタイリストとして活動後、アパレル企業のECサイト運営やITベンチャー企業でのSNS運用やアプリリリース、運用などを経験。現在はサムライトのSNS lab.において、クライアント企業支援や新商品開発のためのSNS研究やノウハウの蓄積に取り組む。