【2018年版】SNSのトレンドってどうなってるの?傾向まとめ


SNSを使って、気軽に情報を発信できるようになった現代。情報を簡単に、かつ低コストで拡散できるのでビジネスで使えると思う人も少なくないのではないでしょうか?

そこで今回は2018年に多く利用されたSNSは何かを取り上げると共に、10代~20代の利用シーンについてもご紹介します。

SNSは若者だけのメディアではなくなってきた?

若年層の1日あたりのSNS利用時間数は年々増加して、10代に至っては3年前の1.3倍も増加しているようです。
参考:https://marketing-rc.com/fa_report-monthly-20181113.html

もう既知の方も多いかも知れませんが、おさらいまでに以下、利用者が多い順で説明しますね。

周りを見渡せば誰もが使っている1位のLINE。月間利用者数は全世界でなんと2億1,700万人にもなり、日本のみでも7,600万人と2人に1人が使っているということになります。その特徴は、ずばりチャット機能。

「トーク」と呼ばれるこの機能はテキストや画像、動画をリアルタイムで送りあえるのが人気の理由です。また、「スタンプ」と呼ばれるイラストで気持ちを伝えることができる機能はリリース当時から画期的だと話題を呼びました。

ニュースの配信サービス「LINE NEWS」やライブ配信を主とした「LINE LIVE」などのサービスも定着してきています。

また、決済ができるLINE Payの普及にも力を入れており、来年でどこまで定着するのかが注目されます。PayPayとのガチンコ勝負で2019年はキャッシュレス化が一気にすすむかもしれません。

参考:https://blog.comnico.jp/we-love-social/sns-users

2位のTwitterは、140文字以内の短い文章をすぐに発信できるという手軽さが支持される理由の一つにあるでしょう。世界的に見ても日本国内のTwitterの利用頻度は非常に高く、背景に日本語の少ない文字で多くの情報を使えるという言語の特有さがあると言われています。

また、Facebookが実名での登録に対し、Twitterは匿名で気楽につぶやけるツールだったのですが、ビジネスパーソンを中心に実名で運用する人のが当たり前になってきた感じがあります。

情報をやり取りするプラットフォームとしては、他に代替されるようなサービスがないので、ここに来て新たな盛り上がりをみせています。個人的な印象になりますが、今までSNSを本気でやっていなかった起業家たちがTwitterの可能性に気づいて積極的に活用するようになってきたと思います。

マーケティングやメディアに携わっていてTwitterをやらないという選択肢はないでしょう。やっていない人は、今からでも遅くないので活用してください。

そして特に目立ったのが3位Instagramの51%です。2016年までは3位だったFacebookを昨年追い抜き、2018年にはその二倍にまで利用者数を伸ばしました。
参考:https://honote.macromill.com/report/20171228/

4位のFacebookは、実名や出身校、勤務先などを登録することによる安心さから主に50代以上のシニア世代から人気を集めています。シニア世代はTwitterは使わないが、Facebookは使うという層が多く、逆に10代、20代の若者はTwitterは使うがFacebookは使わないという層が多いので、ターゲティングの際はSNSを使い分けた方が良さそうです。

参考:https://www.sonylife.co.jp/company/news/25/nr_130925.html

また、2018年に躍進したSNSがもう一つあります。そうです、「Tik Tok」です。その知名度は38.1%と高く、3人に1人は知っている計算になります。

特に10代の知名度は高く、「どんなものかは分かるが、利用したことはない」と回答した人まで含めると2人に1人は知っているというアンケート結果まで出てきました。

では、最近一気に有名になったInstagram、Tik Tokとはどのようなものなのでしょうか。

参考:https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1726.html

Instagramの基本情報と傾向って?

Instagramは写真をメインに投稿、シェアをするアプリです。近年は「ストーリーズ」という限られた時間の動画を24時間限定でシェアをできる機能の手軽さが人気を集めています。

アーティストやモデルの利用者が他のSNSに比べても多く、そのおしゃれさも人気の一つになっています。また、若い世代のユーザーの約6割が女性で、2017年には「インスタ映え」という言葉が流行語大賞に選ばれるほどInstagramという存在そのものが若年層に深く浸透しているのが特徴です。

参考:https://www.make-light.work/web/2018sns/

中でも最近ではモデルや芸能人などを中心にインスタライブという機能が人気を集めています。インスタライブとは最大で1時間リアルタイムに動画を配信できる機能のことで、視聴者のコメントを通じてインタラクティブに交流ができます。

リアルタイムに配信できるためか、中には自分の化粧の様子を配信するインスタグラマーも。
参考:https://dougamarketing.net/20170606-2/

写真や動画など視覚的な情報が中心Instagramでは常に旬な話題が更新されます。若い女性にとってはもはや生活の一部になっていると言っても過言ではないでしょう。

ここで注意したいのは、Instagramはもはや若者向けのメディアではなくなっているということです。データを見ると10代、20代と同じくらい40代、50代のユーザーにも使われているので、それを踏まえてプランニングしてください。

Tik Tokの基本情報と傾向って?

対してTik Tokは2016年にサービスを開始した比較的新しいSNSです。2018年3月の時点では男性の利用者が多かったものの、人気に一気に火がついてからは女子高校生の利用が目立ちました。

特に注目すべき特徴として1日あたりの起動回数が挙げられます。2018年3月のデータでは、1日の平均起動回数はなんと43.4回。

代表的なSNSであるTwitterの1日の平均起動回数が15.5回に比べると約3倍近くも起動回数に違いがあることになります。

Twitterが文章ベースの発信であることに対し、Tik Tokは15秒の動画を人気のJ-popをベースに手軽に編集、投稿できる機能が人気の一因になっているようです。

最近は人気の芸能人やお笑い芸人の利用が注目されており、映画のPRに使われた際は大きな反響を呼びました。

参考
https://lab.appa.pe/2018-05/tiktok-teenagers.html

https://tamko.co/blog/tik-tok-the-social-video-network-booming-in-japan-and-china/

https://avex-management.jp/news/180922_5924

しかし、利用者の中には広告の多さに嫌悪感を感じ、一度も動画広告を最後まで見たことがないという意見が一定数あるなど、Tik Tokに限らず動画広告自体の人気が全盛期と比べて落ちてきています。

SNSの利用自体が能動的に利用する傾向が強いため、一方的に広告を見せられることが嫌悪感の一因になっているようです。

大手広告代理店からTik Tok向けの広告サービスが開始されるなど、まだまだ可能性があるTik Tok。Tik Tokの傾向を今後も追うことで、若者の興味や消費の傾向も知ることができるのではないでしょうか。

参考:
https://markezine.jp/article/detail/28466
https://www.cci.co.jp/news/2018_07_03/1-30/

Instagram、Tik Tokでのマーケティングの鍵は「能動」

2018年、大きな注目を浴びたInstagramとTik Tok。まだまだ新しいツールのため、マーケティングでの活用方法はまだまだあるでしょう。

両者において共通しているのは「能動」です。共にフォロワーやコミュニティーには大きく縛られないオープンなメディアなので、ユーザー側に能動的に動いてもらえるかどうかが、マーケティングにおいての鍵となります。

SNSマーケティングの際は、それぞれの特徴をよく見極めた上で、おもわず参加したくなるようなフックをどのように作るのかをよく考えて実施してください。

まとめ

この1年でテレビを始め各所でその名前を聞くようになったtiktokなど、若者が利用するSNSは目にも留まらぬ速さでそのトレンドが塗り替わっていきます。特にtoCの事業者は消費者をよく観察し、自社のマーケティング施策に活かしていきましょう。