<動画活用入門①>動画の強みと弱みを知って”正しい”コンテンツマーケティングを目指そう


はじめまして!サムライトで動画マーケティング案件を担当している菅野(かんの)です。

これからSOME MEDIAを通して、動画活用や動画制作に関して皆さまのお役に立つ情報を発信していきたいと思いますのでよろしくお願いいたします!

まずは、最近改めて注目を集めている「動画」をより上手に活用し、マーケティング成果につなげるための、動画活用に関する基礎的なナレッジをシリーズでご紹介していきます。

1回目となる本記事では、動画を適切に活用していただくために、動画の「強み」とともに、「弱み」の部分も明らかにすることで、動画というコンテンツの理解を深めていきたいと思います。

これからますます重要になる「動画」

本題に入る前に、動画を取り巻く環境について簡単におさらいしておきましょう。

皆さんは日常生活の中でどのくらい動画を見ているでしょうか?

能動的にYouTube動画などを視聴する場合もあれば、SNSなどに流れてくる動画を受動的に目にすることもあると思いますが、誰でも気軽に動画を制作・配信できるようになった今、動画に接触する機会は数年前より格段に増えているかと思います。

皆さんと同様に一般生活者たちの日々の暮らしにおいても、動画を見る習慣が着実に定着してきており、企業発信の動画であっても、コンテンツとして価値があれば好意的に受け入れられる可能性が高まっています。

加えて5Gがスタートしたことにより、動画配信がより高速&安定化し、動画の流通量がさらに増加するだけでなく、動画を配信できる面や広告枠も今後格段に増えることが予想されています。

つまり、企業のマーケティングシーンでも、コンテンツとして、あるいはコミュニケーション手段の一つとして動画がますます有効な手段になっていることは間違いなく、適切に活用すれば高いマーケティング成果を期待できるでしょう。

なお、新型コロナの感染拡大を背景に、「ライブ配信」に関心を寄せる企業も最近急速に増えています。動画とライブ配信はどちらも映像であることには違いありませんが、両者では活用方法も企画・制作の考え方も大きく異なります。今回はあくまで「動画コンテンツ」を対象としており、ライブ配信についてはまた別の機会に取り上げたいと思います。

マーケティングに活かしたい動画の「強み」

それではここから、本題である動画の「強み」について解説していきます。

動画には様々なメリットがありますが、大きくは「情報伝達量が多い」「わかりやすく説明できる」「記憶に残りやすい」の3つが挙げられます。

1. 情報伝達量が多い

動画はコミュニケーションを構成する「言語」「音声」「ビジュアル」という3要素に加え、時間軸をもった表現ができることから、情報伝達力が非常に高いと言われています。1分の動画で180万字分、Webページ3600枚分の情報を伝えられるといったデータを見たことがある人も多いと思います。

この高い情報伝達力が、人々の記憶に残りやすい、人の表情などの周辺情報まで伝えられるといった動画のメリットにつながっています。

2. わかりやすく説明できる

動画には「動き」で物事を伝えられるという大きな特徴があります。そのため、言葉だけでは説明しきれない複雑なサービスを図解や動きで解説したり、無形商材をアニメーションなどで具象化してその価値をわかりやすく訴求したい場合に適していると言えます。

3. 音楽や効果音により、記憶に残りやすくなる

動画は「動き」だけでなく「音」という、テキストや画像にはない重要な要素を備えているという点も大きな強みです。言語だけでなく、言語と音を同時に視聴することでより記憶に残りやすくなるというデータがあります。

またBGMや効果音一つで動画の演出やそこから醸成されるイメージは大きく変わります。例えば感動的なストーリーにエモーショナルな音楽を加えることで視聴者の感性に訴えかけることができ、その感動体験とともに記憶に残りやすくなるとも言われています。

理解しておきたい動画の「弱み」

以上のように、動画には表現手法として大きな強みがある一方で、以下に挙げるような弱み、不得意な面も存在するので、併せてしっかり理解していただきたいと思います。

1. 情報を”瞬時”に伝えられない

これは時間軸があるからこその弱みですが、動画は作り手の意図に沿って、一定の時間をかけて必要な情報を伝達したり、ストーリーを表現するものであるため、一枚絵を見て瞬時に内容を理解するようなスピーディーさは持ち合わせていません。

生活者のコンテンツ消費量が増加し、一つ一つのコンテンツにかける時間が短くなっている近年、一瞬で理解できる画像やテキストの方が好まれるシーンがあるのも事実です。

2. 飛ばし読みができない

例えば記事コンテンツでは、一字一句しっかり読まずとも、ざっと目を通して内容を大まかに把握するといった読み方をすることができます。

しかし動画では”ざっと見る”ということが難しく、動画プレーヤーの再生速度の調整程度しかできません。忙しい現代に長尺の企業動画をずっと視聴してもらうことはなかなか難しいため、1〜2分程度のコンパクトな構成にまとめるなどの対策が必要となります。

3. 制作に一定の時間とコストがかかる

1本の動画を制作するには、様々な人が関わり、様々なプロセスを経ることになるため、どうしてもテキストや画像と比較してまとまった予算と時間が必要になります(制作コストやプロセスについてはまた別の機会に詳しくご説明します)。動画を一部修正するだけでも一定のコストや時間がかかります。

継続的にコンテンツを配信することが重要なコンテンツマーケティングでは、この点がどうしてもネックになりがちであり、テキストコンテンツや画像コンテンツを併用しながら継続運用するといった工夫が必要となります。

ただし、コロナ禍でビデオ会議やリモート撮影が一般的になったことで、Zoomなどのビデオ会議ツールで取材した映像で動画コンテンツを制作するケースが増えました。そして、音声さえしっかりしていれば、それでも十分にコンテンツとして機能することが分かりました。ブランディング動画や映像美がキモとなる動画ではなく、情報そのものに価値を持つ動画の場合、高いコストをかけて映像のクオリティを追求するよりも、情報の中身の方が圧倒的に重要であることが証明されたと思っています。

動画という”ツール”を適切に活用することがマーケティング成功へのカギ

以上が、動画の「強み」と「弱み」を整理したものになります。

動画元年と言われた2014年頃から、マーケティング業界では動画の効果や使い方について様々な情報が飛び交い、実際に動画マーケティングで高い成果をあげた事例も数多く生まれたことから、動画に対して高い期待を持ったマーケティング担当者も多くいたと思います。

その名残りか、「動画を制作することだけ決まっている」「上司からとにかく動画を使えと言われた」といった経緯で動画制作のご相談をいただくケースがまだあるのが実状です。

確かに動画には様々なメリットがあり、適切な戦略のもとで適切に活用すれば大きな成果をあげる可能性も秘めていますが、”動画ありき”で、動画を制作することが目的となってしまうと、せっかく予算と時間をかけて完成させても期待した成果は得られない場合がほとんどです。

もっとも大切なのは、マーケティング課題を解決したりマーケティング目標を達成することであり、そのための手段・ツールとして動画が最適なのかをまず見極めるプロセスを踏むことが必要です。もし判断が難しい場合は、その見極めの段階からぜひサムライトにご相談ください。

余談になりますが、私自身、以前は動画マーケティング企業で数々の動画を企画プロデュースしてきましたし、動画の力を信じている人間のひとりです。

しかしその一方で、動画は決して「魔法の杖」ではなく、どのようなマーケティング施策でも動画を使えば良いという訳ではないということもまた事実です。テキストにはテキストの、画像には画像の強みがそれぞれあり、そうした様々な種類のコンテンツを適切に活用してマーケティング課題の解決を目指したいと思ったのが、サムライトにジョインした理由です。

そのような背景もあり、読者の皆さまには、まずは動画というものの良い面も悪い面も正しく理解していただき、より適切な形でマーケティングに活用していただきたいと思い、本テーマで記事を書かせていただきました。

次回からは、動画を活用する際に知っておきたい具体的な知識やTIPSをご紹介していく予定です。ご期待ください!

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ABOUTこの記事をかいた人

菅野 審也

前職では動画マーケティング企業のプロデューサーとして400件以上の動画制作に携わる。旅行で訪れて以来、奄美大島の美しい海とおいしい食べ物に惚れ込み、念願叶って2020年7月に奄美大島に移住。現在はサムライト奄美大島支社で動画コンテンツのディレクションや商品開発を担当。