コンテンツマーケティングに「動画」を取り入れるメリットとポイントとは?


「情報伝達力が高い」「記憶に残りやすい」など、さまざまな強みを持つ「動画」が私たちの生活においてとても身近な存在になってきました。それに伴い、マーケティングをはじめ、営業、研修、採用など幅広いビジネスシーンでの活用が年々増えています。

そこで今回は、コンテンツマーケティングの中でもオウンドメディアやSNSアカウントに絞って、動画活用のメリットやコンテンツの具体的な考え方などをご紹介していきます。

「オウンドメディア×動画」のメリット

まずはオウンドメディアにおける動画活用のメリットを3つにまとめてみました。
(本記事におけるオウンドメディアとは、コーポレートサイトなどではなく、コンテンツマーケティング目的の情報メディアやブログなどを指します)

読者の興味を引ける

先に述べたように、人々が動画を視聴する習慣が定着してきているため、サイトや記事内に動画が置いてあると、それだけで目を引いたり、関心を高められる可能性があります。

ページ滞在時間が長くなる

数分の動画を視聴してもらうと、その分ページ滞在時間が長くなるため、読者のエンゲージメントが高まるとともに、SEO面での効果も期待できるでしょう。

YouTube検索からの流入を期待できる

YouTubeは現在、Googleに次ぐ世界第2位の検索エンジンで、人々は様々な情報を求めてYouTube上で検索行動をとっています。そのため、適切にSEO対策をしたYouTube動画を記事内に埋め込んでおくと、YouTube経由での動画視聴やページ流入も期待できます。

「オウンドメディア×動画」のコンテンツアイデア

オウンドメディア内に掲載する動画としては、以下のようなコンテンツが比較的簡単に実践できるのでオススメです。

ダイジェスト動画/導入動画

オウンドメディア内で配信する記事やコンテンツのダイジェスト動画や導入動画を制作し、記事一覧ページや記事ページの冒頭に掲載することで、記事自体への興味を引くことができます。

下の動画は、オウンドメディアではありませんが、ONE MEDIAによる情報コンテンツ系動画です。冒頭部分のように読者の関心を集める問いかけスタイルなど参考にできそうです。

インタビュー動画

記事企画として多く見られる専門家などへのインタビューや対談も、比較的容易に動画化することができます。人の顔が見える動画は信頼性や親近感が高まると言われており、情報の信憑性・信頼性が求められている昨今においては特に、有効な手段のひとつと言えるかもしれません。

こちらは野菜ジュースのプロモーション動画ではありますが、企業側の発言ではなく、管理栄養士というプロに実際に語ってもらうことで信憑性を高めています。

HowTo動画

「●●の作り方」「ストレッチの方法」など、テキストや画像だけではうまく説明するのが難しいというケースを経験したことはありませんか? そんなときは、実演動画やアニメーション動画という形で説明することで非常に分かりやすくなり、読者にとってやさしいメディアになります。
なお、レシピ動画をはじめとするHowTo動画はYouTube上でもっとも多く検索されているジャンルの一つであり、上述のSEO効果も見込めます。

こちらの動画ではコーヒーの淹れ方を紹介しています。言葉だけでは伝わりにくい微妙な加減やニュアンスなども、動きのある動画にすることで分かりやすくなっています。


 

「SNSアカウント運用×動画」のメリット

続いて、SNSアカウントにおける動画活用について見ていきましょう。
SNSアカウントを運用する際に動画を取り入れるメリットとして挙げられるのは、主に以下の3つです。

動きで目を引ける

SNSプラットフォームやユーザー個人の設定にもよりますが、多くのSNSではフィードに流れてきた動画は自動再生されます。人間は動くものに目が引かれるという習性があるため、フィード上の他のテキスト/画像投稿よりも動画の方が目立ちやすいと考えられます。

動画はリーチしやすい

多くのSNSプラットフォームが、動画の流通量を増やしたいという方針を掲げているため、テキストや画像だけよりも、動画の方がオーガニックリーチを稼ぎやすいと言われています。
また「すごい!」「泣ける!」など感情を大きく動かす動画はシェアされやすいというデータもあり、コンテンツの企画次第では大きく拡散する可能性を持っています。

動画広告としても配信できる

コンテンツの内容にもよりますが、動画コンテンツを広告としてSNS内で配信することも検討できます。広告単価は静止画広告よりも高い傾向にありますが、動画視聴によるブランディングや、クリック/タップからのWebサイト遷移など、様々な目的で動画広告を活用することが考えらえます。

「SNSアカウント運用×動画」のコンテンツ制作のコツ

SNSアカウントから配信する動画を企画制作する際に、いくつか気をつけたいポイントがあるため、特に重要なものを3つご紹介しましょう。

音声なしでも伝わる

大半の人がスマートフォン上でSNSを使っているため、ミュート(無音)状態で動画が再生されるケースが多いと想定するべきです。そのため、字幕を入れるなどして、ミュート状態でも動画の内容を理解できるように対策をとる必要があります。

最初の1〜2秒で関心を引く

SNSユーザーは次から次へとフィードを送りながら、自分が興味のあるコンテンツかどうかを瞬時に見極めています。Facebookが公開しているデータでは、スマホ上でユーザーがひとつのコンテンツにかける時間はわずか1.7秒とも(参考)。そのため、動画の冒頭1〜2秒において、どんな内容の動画なのかを魅力的に訴求し、スクロールする指を止めてもらう工夫が大切です。

コンパクトにまとめる

スマホの小さな画面で長時間動画を視聴する人も増えていますが、SNSは移動時間などのスキマ時間にチェックする人が多いため、長い動画をずっと見続けてもらえることはあまり期待できません。要点を絞り、数十秒のコンパクトな動画にまとめて最後まで視聴してもらうことを目指しましょう。

乗り遅れる前に動画活用にチャレンジを!

2020年には5Gのスタートが予定されており、世の中に流通する動画コンテンツの量もこれまで以上に増えることが予想されています。

多くのオウンドメディアやSNSで当たり前のように動画が使われるようになると、視聴者側の目もさらに肥えていくでしょう。すると、より”良質な”コンテンツを提供しなければ、そもそも視聴もされず、期待した成果を得られなくなることも十分に考えられます。

視聴者の期待やニーズに応える良質な動画を生み出すには、実際に企画制作にチャレンジし、視聴者の反応を得て改善するという経験を積んでいくことが重要です。「動画制作は難しそう」「コストが高そう」などの懸念をお持ちかもしれませんが、制作費は工夫次第で抑えることもできますので、”動画が当たり前”の時代に備えて、今からトライしてみてはいかがでしょうか?

サムライトでは、コンテンツマーケティング戦略やオウンドメディア・SNSアカウントのコンセプトに沿った動画活用やコンテンツ企画をご提案いたしますので、興味のある方はぜひお気軽にご相談ください!

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SOME MEDIA編集部

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