さまざまなSNSやサービスが次々と生まれ、目まぐるしく若者の流行が変化している現代。
そんな彼ら彼女たちに向けたマーケティングの最適解を見つけるべくマーケターたちが日々頭を抱えている一方で、その答えは簡単に見つからないもの。
そこで今回は、今の女子大生たちが何を考え、何にハマっているのか明らかにすべく、都内の大学に通うかわいい女子大生5人にインタビューを実施。
LINEやTwitter、Facebook、そしてInstagramなど様々なSNSを駆使する彼女たちの使いこなし術や、近年注目を浴びる「Instagram広告」に対する本音など、赤裸々に意見を語ってもらいました。
これからご紹介する内容はあくまで女子大生5人の個人的な意見ですが、参考になる話も多いはず。マーケティングに取り組む際のヒントを、ぜひ探してみてください!
・まゆ 大学3年、21歳
・あきこ 大学3年、20歳
・ひかる 大学4年、21歳
・さわ 大学3年、20歳
・あやか 大学4年、21歳
目次
「最近の若い子はLINE使わないって本当?」2018年版SNS使用事情とは
――まず確認しておきたいんだけど、最近の若い子はLINE使わずにInstagramのDM(ダイレクトメッセージ機能)使うって本当?
――まじか。
――初めて会った人と連絡先を交換する場合って、どのSNSのアカウントを教えるの?
※QRコードみたいなやつ…2018年4月から始まったInstagramの新機能「ネームタグ」のこと。アカウント名が表示された画像を読み込むことで、プロフィールにアクセスできる
――なるほど。ちなみに、Instagramが人気なのはわかるけれど、他のSNSって何を使ってるの?
※Snapchat(スナップチャット)…写真や動画の共有アプリ。一度再生すると見れなくなるという特徴がある
――Instagramのストーリー機能※も、投稿した画像や動画って24時間以内に消えるじゃん。どう使い分けてるの?
※ストーリー(story)機能…Instagramのタイムラインとは別の枠に写真や動画をスライドショー形式で投稿できる機能。アップロードしてから24時間経過すると消える仕組みになっている
みんなInstagramのストーリーにハマっちゃって前よりもSnapchat使う友達が減ったからこそ、めちゃくちゃ仲の良い友達との間でしか使ってないですね。
本っ当にどうでもいい画像や動画を暇なときに送り合ってる感じなので、SNSの中でもかなりクローズドな使い方だと思います。内輪ネタはSnapchat。
――FacebookとかTwitterは?
――Instagramの使用頻度ってどれくらい?
――やっぱりInstagramはすごいわ〜。いずれFacebookとTwitterを知らない世代が増えてくるんだろうな。
- LINE・・・大事な友達との連絡ツール
- Instagram・・・中毒レベルで使っている。投稿写真からパーソナリティーが分かるため、新しい友達との連絡先交換にも使う。ストーリー機能はお出かけ時に使用。
- Snapchat・・・自宅内での自撮りを特定の友人に送るなど、内輪ネタの共有に使用
- Facebook・・・ほとんど使っていない。外国人との連絡ツール程度
- Twitter・・・ほとんど使っていない。意識高めの情報が増えてつまらなくなった
インスタ萎えするInstagram広告って?→別に広告ウザくない
――さて、本題の「インスタ萎えするInstagram広告」について聞きたいと思います!ちなみに「インスタ萎え」って言葉は、最近「インスタ映えしない、ちょっとジワる写真」的な意味で使われてると思うんだけど、今回は「ガチでうざい」って意味で使ってます。
もはやみんなが中毒レベルで使ってるInstagramだけど、タイムラインとかストーリーに、いろんな広告が表示されるようになったよね。でも、Instagramって「自分の好きなもの」しかフォローしてないのに、いきなり関係ない広告が出てくるのって、萎えるんじゃない?
――まじか。
――ちなみに、どんな広告が表示されてる?
どっちもオシャレだから、本当に広告だって気づかない。
――なるほど。どの広告もデザインがオシャレだし、みんなの興味関心にもぴったり。まさかのInstagram広告はウザくないのか…!
――どうして?
――やっぱりInstagramの世界ではおしゃれなデザインが重要なんだね。勉強になりました!
<Instagram広告に対する女子大生の本音>
【結論】Instagram広告は、萎えない
【理由】
・自分の興味関心に沿った広告が多いため、有益な情報として捉えている
・デザインがイケてる広告が多いから、もはや広告だと気がつかない
※ただし、文字をそのままテキストに乗っけただけの広告はダサくて萎える
#(ハッシュタグ)に気をつけろ!イマドキ女子大生のInstagram使いこなし術
――Instagram広告への本音がわかったところで、最近のInstagram使いこなし術について聞こうかな。#(ハッシュタグ)って、最近どう使ってる?
――もはや「誰かと繋がるための#」じゃないんだね。
メニューに、日替わりランチの名前しか載ってないんですよ。でも、Instagramのアカウントが載ってて、アクセスするとストーリーに料理の写真が載ってるみたいな。
――すげえ。めっちゃイマドキな店だわ(笑)。
※スポット…「渋谷」「東京」など、位置情報をつけて投稿された写真を閲覧できる機能のこと
――え、食べログ見ないの?!
――そういえば、いろんな人をフォローしててタイムライン見終わることってあるの?
アメリカに留学してたとき、友だちは日本との時差を加味した上で投稿してました。
▲まゆちゃんがInstagramに投稿した写真。自分の写真と、風景やご飯などの写真を1:5の割合で更新する、写真の色味を加工して統一感を出すなど、自分自身の中でルールを決めているそう
――すごいわ。自分の中でPDCA回してんのか。ちなみにいいね!が来やすい写真ってどんな?
――い、いい写…?
基本的には人が載らないと、あんまりいいね!は来ないですね。シルエットでも来ない。料理とか景色もあんまいいね!来ない。
――みんながインスタ萎えするような投稿ってどんなん?
自撮りに関しては、めっちゃフォロワーが多いインスタグラマーだったらいいけど、全く有名じゃないのに自撮りとかばっかりだと「自分のこと大好き人間」に見えてイタい。
――なるほど。
――なんだそれ、謎だわ!(笑)
女子大生ってすごいわ…って改めて思わされたインタビューでした。めちゃくちゃ勉強になりました!今日は本当にありがとう!
5人:ありがとうございました!
- #(ハッシュタグ)はその日のホットワードを書く。誰かと繋がるためじゃない
- 食べログ見ない世代。お店探しはInstagramの#もしくはスポットから
- 合言葉は、「これ、ええ写やーん!」
- 自撮りはネタなら許される
- 投稿数が少ない男性ほど、好感度が高い