ブランドアンバサダーとは?新世代のインフルエンサーを徹底解説する


インフルエンサーマーケティングの急速な普及に伴い、消費者はPR投稿に慣れつつあり、“リアル”か“フェイク”かを直感的に感じ取っています。

そんな中、企業やブランドは、熱量とストーリーのある継続的なインフルエンサーマーケティングが求められる時代に移ったと言えるでしょう。そのため、いままでのインフルエンサーマーケティングの当たり前を再定義する必要があります。

そこで今回は「ブランドアンバサダー」というインフルエンサーの新たな活用法を紹介しつつ、今後のインフルエンサーマーケティングを成功させるためのポイントを解説します。

ブランドアンバサダーとは?

ブランドアンバサダーとは、「特定の企業やブランドの熱狂的なファンで、ブランドの伝道師となる人」とサムライトでは定義づけています。

その企業やブランドの商品やサービスを、普段から使っていない人がおすすめしても説得力がないよねっていう当たり前の話ではあるのですが、ブランドアンバサダーを起用し、その熱量を活かすことで、企業が発信したいストーリーを、よりエモーショナルに届けることができます。

インフルエンサーマーケティングにおいては多くの場合、企業が指定したインフルエンサーとの取り組みは1回きりで終わってしまいます。その後、商品を宣伝したインフルエンサーとオーディエンスの接する機会はないので、企業はあらためて戦略を設計しなければいけません。

その結果、インフルエンサーマーケティングでPDCAを回すことができず、今後の宣伝に活かせないケースが多くなっています。しかし、ブランドアンバサダーとキャンペーンを実施すると、連続したコミュニケーションが可能です。そのためPDCAを回しやすくなります。

ブランドアンバサダーの効果

ブランドアンバサダーは通常のインフルエンサーと異なり、本心から商品が好きで自ら投稿の企画を考えます。消費者側はブランドアンバサダーの熱量を敏感に察知するので、通常のインフルエンサーよりもユーザーに影響を与えることができます。

インフルエンサーが本当に商品が好きかどうかが、宣伝効果に影響する

先日、弊社で「(Instagramを中心に使用する)インフルエンサーは消費者にどう思われている?」という問いへのアンケートを実施しました。調査の一部をご紹介します。

インスタグラマーの投稿を見て商品が欲しくなるのはどんなときですか?(複数選択可能)

複数選択可能な質問ですが、消費者が投稿を見て商品が欲しくなるもっとも多い場面は、「インスタグラマーが本当に(商品を)おすすめしている」(44.1%)「広告っぽくない投稿であったとき」(37.1%)「インスタグラマーが実際に商品を愛用している」(29.4%)です。こういった回答を見ると、いかにインフルエンサーが商品を気に入っているのかが重要だとわかります。さらに、消費者は“リアル”か“フェイク”を見抜く力を持ち、“リアル”なインフルエンサーを歓迎する傾向にあるようです。

通常のインフルエンサーの場合、1回に限って商品を宣伝するケースが多いです。マーケティング戦略にブランドアンバサダーを起用すると、「商品を本当におすすめしている」ことと「広告っぽくない」ことが伝わりやすくなり、“リアル”なインフルエンサーを歓迎する消費者への影響力はより大きくなるといえます。

インフルエンサーマーケティングの効果最大化の鍵「PARCS理論」

「PARCS理論」は、サムライトが数百事例を分析し考案した、インフルエンサーマーケティングの効果最大化のポイントをまとめたものです。

  1. Passion(パッション、情熱)
    その情熱は投稿内容に反映され、フォロワーに伝達する
  2. Active(アクティブ、能動的)
    ブランドを深く理解し、能動的に発信する
  3. Retention(リテンション、継続性)
    継続的な発信は、認知の獲得と理解促進に寄与する
  4. Community(コミュニティー)
    ブランドアンバサダーを起点とした、コミュニティーが生まれる
  5. Storytelling(ストーリーテリング)
    ファンだからこそ、日常に溶け込み、ストーリーとともに消費者に届く

ブランドアンバサダーは、こういった要素をよく意識しながら商品を宣伝します。なぜなら、長い間ブランドと接していて、その商品についてストーリーを語る機会が多くなるからです。

パッションにあふれ能動的に動くブランドアンバサダーは、継続的に投稿をアップロードし、自然なカタチで製品のストーリーを伝えます。そうしてプロダクトへのコミュニティーを広げ、新たなファンや売上の獲得といった成果を生み出していきます。

ブランドアンバサダー起用の効果を最大化するサービス「SAME」

サムライト独自のPARCS理論を取り込んで、ブランドアンバサダーを起用するインフルエンサーマッチングプラットフォームをご紹介します。

<「SAME」の詳細はこちら>

「SAME」とは、企業とブランドアンバサダーをマッチングするサービスです。消費者が求めているブランドへの愛情を重視し、パッションのあるインフルエンサーと企業と出会いの場を創出します。

「SAME」を通してブランドアンバサダーを起用し、その熱量を活かすことで、企業が発信したいストーリーを消費者に適切なカタチで届けることができます。

まとめ

以上、ブランドアンバサダーと今後のインフルエンサーマーケティングについて解説しました。

インフルエンサーの影響力は大きくなっている一方で、顧客は“フェイク”や「広告」へますます敏感に反応するようになっています。こうした中で、企業およびマーケティング担当者が、ユーザーにとって最適なカタチで自分たちが伝えたい情報をどのように届けるのかは大きな課題といえます。

今回ご紹介した「ブランドアンバサダー」としてのインフルエンサー活用は、そうした課題を解決するのに有効な方法です。ぜひこの機会に、ブランドアンバサダーの起用、そして「SAME」の活用についてご検討ください。

<「SAME」サービスページはこちら>


ABOUTこの記事をかいた人

金澤 ジョーダン

広告代理店出身の社会人5年目。アプリ領域の強い代理店から外資系コンサルティング企業に転籍し、オンライン教育事業部の0→1を経験。また、海外メディア企業の日本オペレーションの最高責任者も含めて、フリーランスを応援するWeb媒体のライターとして活動。現在、ビジネスデベロップメントに加え、商品開発や海外リサーチなど、数多くのことを実施中。