【Instagramの事例紹介】AQUA SAVONに学ぶ、ハッシュタグキャンペーン事例


はじめまして、サムライトの新米インターンの野沢です。あなたはInstagramを使っていますか?

最近は個人だけではなく、さまざまな企業でもInstagramをマーケティングに活用しています。

そこで今回は、Instagramのマーケティング活用のヒントとして、最近話題のInstagramキャンペーンの事例をご紹介します。

Instagram上でのハッシュタグキャンペーンとは?

Instagramのハッシュタグキャンペーンとは、指定したハッシュタグをつけて投稿してくれたユーザーがキャンペーンに参加する宣伝手法です。キャンペーンの参加条件を満たす場合、企業が参加者に商品をプレゼントすることもあります。

ハッシュタグキャンペーンを通して、自社アカウントのフォロワーを増やすことや新商品の認知を広げることなど、いくつかの目的があります。

ハッシュタグキャンペーンの実例:AQUA SAVON

今回は、下記のキャンペーンを分析します。

【企業名】
ウエニ貿易グループ

【実施ブランド名】
AQUA SAVON(シャンプー)

【キャンペーン内容】
・Instagram上でAQUA SAVON公式アカウントをフォローし、「#アクアシャボン」と「#幸せはじける」をつけてユーザーが感じた「幸せの瞬間」を投稿すること。

【参加者へのプレゼント】
・投稿したユーザーのなかから、50名に限定商品をプレゼントする。

【キャンペーン結果】
・キャンペーン終了時の投稿数は「#アクアシャボン」が4813件、「#幸せはじける」が3591件。

【備考】
・「#アクアシャボン」というハッシュタグは、このキャンペーンで対象にしている投稿以外にもつけられている。
・一方、「#幸せはじける」はオリジナルハッシュタグであるため、AQUA SAVONの宣伝に参加した人の投稿数が3591件だと予測できる。

キャンペーン分析

このマーケティング戦略の目的は、AQUA SAVONの公式アカウントのフォロワー獲得とブランド名の認知拡大を狙ったものだと思われます。

なぜなら、キャンペーンに参加する条件としてAQUA SAVONの公式アカウントをフォローすることと、投稿にハッシュタグ「#アクアシャボン」とブランド名を入れること、そして「#幸せはじける」というハッシュタグの使用が条件だったからです。

弊社調べでは、今回のキャンペーン投稿の約1%にしか、商品が入っていませんでした。しかし、ユーザーのハードルを下げることにより、「#アクアシャボン」「#幸せはじける」のハッシュタグは拡散できました。

結果としては、フォロワーの獲得とブランド名のハッシュタグは拡散できているため、その点では「成功」といえるでしょう。しかし、商品の映っていない投稿が圧倒的に多く、プロダクトのビジュアルを認知させる施策としては課題が残る結果と言えるかもしれません。

Instagram上でキャンペーンを行う場合は、何を狙いとして展開するのか、優先順位づけが重要です。短期でのブランド認知拡大を優先するのであれば、投稿に商品が入っていることを参加条件にするほうがよいかもしれません。

ハッシュタグのみの参加型キャンペーンのメリットは、投稿数を集められることです。また、既存顧客とのエンゲージメントは強化できます。しかし、デメリットとして、第三者が投稿を見たときに商品認知につながりにくいという点が挙げられます。

一方、投稿画像に商品が入っている場合、直接認知につながりやすいと考えられます。しかし、デメリットとして、商品を持っていないとキャンペーンに参加できないため、参加者を集めるのが難しくなります。

どちらのハッシュタグキャンペーンの手法を使用しても、メリットとデメリットがあります。

人気投稿に載るために大事なポイント

最後に投稿が人気投稿に掲載されるために大事なポイントをお伝えします。

急成長中の住まいメディア「シンプルホーム」の運営会社である「ライスカレー製作所」によると、トップの投稿に載るために大事なポイントは3つあります。

  1. いいね!やコメントを獲得できること
  2. ユーザーに投稿を保存してもらうこと
  3. 他の投稿との差別化

上記のポイントを踏まえると、キャンペーンの告知の投稿をユーザーに届けるには、ユーザーに共感してもらえる投稿にすることが重要だといえるでしょう。

サム太郎
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