いくつ知ってる?検索エンジンとSEOの歴史まとめ


Webマーケティングをするなら避けては通れないSEO。

でも、そもそもSEOとは一体どんな歴史があり、どのような思想に基づいてアップデートがなされているか意外と知らないのではないでしょうか?

そこで、今回は最近Webマーケティングを始めた方向けに、検索エンジンの歴史からSEOの発展に関連した有名なアップデートなどをご紹介します。

1990年~1999年:検索エンジンの黎明期

1990年代は一般家庭へインターネットが普及し始めた頃で、Yahoo!などがこの時期に生まれている、いわば「検索エンジンの黎明期」です。

この時期の検索エンジンといえばディレクトリ型検索エンジンが主流でした。ディレクトリ型検索エンジンとは、人力でカテゴリー別に登録、分類して構築されたウェブディレクトリ内を検索の対象にするシステムのこと。

当時は今ほどウェブページが膨大ではなかったので、人力での登録ができたんですね。しかし、1996年にYahoo!がロボット型検索エンジンとの併用を皮切りに検索エンジンが徐々に乱立し始めます。

ロボット型検索エンジンとは、「スパイダー」「クローラー」と言われるロボットが自動で巡回してサイトの情報を蓄積することで、より多くのサイトを検索対象とするシステムのこと。

ただ、当時のロボットが解析したデータは粗が目立ったため、検索したワードに対して質のいい検索結果が出ることは少なかったそうです。

この2つの検索エンジンがあったため、この当時のSEO対策はディレクトリ型とロボット型の2つへの対策が必要でした。

ディレクトリ型は「そのカテゴリー内でどれだけ上に表示されるか」が鍵だったので、タイトル順で表示されていたYahoo!では、@から始まるサイトが乱立したそう。

ロボット型は単純な評価基準だけだったので、

・ページ内のキーワード数
・サイトのページ数
・HTMLの最適化
が重要視されており、いわゆる検索エンジンスパムというものが横行していました。

2000年~2004年:Googleの躍進による検索エンジンの進化

2000年にはGoogleが独自の検索エンジンのサービスを開始したことで、それまで乱立していた検索エンジンが段々と淘汰されていきました。

また、Googleに脅威を感じたYahoo!が大手のロボット型のエンジンを買収し始めたり、自社のロボット型検索エンジンを開発など動き始めたため、徐々に検索エンジンはロボット型に移行し始めます。

2004年にはGoogleが検索エンジンシェアでトップに躍り出ることに。また、Googleが被リンクによる評価を取り入れたため、それまでのディレクトリ型の検索エンジンも変化するようになりました。

この当時のSEOはいかに質より量の被リンクを増やすかにかかっていたため、検索エンジンスパムが一層増加した時期でもありました。

2005年~2009年:ディレクトリ型時代の終焉、SEOといえばロボット型に

この時期になると多くのウェブサイトが生まれ始めたので、人力のディレクトリ型では追いつかなくなります。

また、Yahoo!が独自の検索エンジンの開発をやめたことなどから、検索エンジンはGoogleが覇権を握ることに。

これにより、検索エンジンの主流はロボット型となり、SEOといえばロボット型検索エンジンへの対策になっていきます。

また、世界的にみるとGoogleが圧倒的にシェアを誇っていましたが、日本ではYahoo!の人気が根強かったため、複数にまたがってSEO対策を強いられていた時期でもあります。

2010年~2014年:「検索エンジンといえばGoogle」の時代へ

2010年以降はGoogleが検索エンジン一強になってきた時代です。SEOに大きな影響を与えた主要な出来事としてとして4点をご紹介しましょう。

パンダ・アップデート

内容の薄いページを一掃したアップデートのこと。その後も数回に渡りアップデートされました。当初、日本には影響がなかったですが、2012年7月に導入され始めたことから検索結果に大変動が起こり、SEOにおける転換点ともなりました。

ペンギン・アップデート

キーワードの詰め込みのスパムへの対応したアップデートです。

Googleが初めて検索品質基準ガイドラインE-A-Tを公開

E-A-Tとは
・ Expertise(専門性)
・Authoritativeness(権威性)
・Trustworthiness(信頼性)

の頭文字のことで、コンテンツの作成者やコンテンツそのもの、Webページのそれまでのコンテンツなどが評価対象になることが明らかになりました。
これにより、コンテンツ重視の流れに変わっていきます。

モバイルフレンドリー・アップデート

スマートフォンへの普及に伴い、モバイル表示がきちんとなされているWebページを優先して検索上位に表示するというアップデートを施しました。

この時代では、コンテンツの質重視の流れになっていき、キーワードの選定やリンクの信ぴょう性など、内部SEO対策が必要になっていきました。

2015年~直近:コンテンツの質を重視するアルゴリズムの進化

ペンギン、パンダアップデートがコアアルゴリズムに組み込まれたことにより、自動でアップデートがなされるようになりました。

またこの時期では日本を対象にしたアップデートが2回もなされます。地域を特定したアップデートがなされるのは異例のことだそう。

主要なアップデートは以下の通りです。

健康アップデート

医療や健康に対する検索結果へのアップデートです。これ以降、YMYLやE-A-Tが注目を集めることになりました。
YMYLとはYour Money, Your Life、つまりお金・健康・安全・法律などのことを指します。

コアアルゴリズム・アップデート

クエリとの関連性が低いサイトの順位を落とすなどのアップデートです。これにより、より質の高いコンテンツだけではなく、ウェブページそのものが評価されるようになりました。

MFI(モバイル・ファースト・インデックス)

モバイル版のウェブサイトを優先して評価、結果に反映するアップデートです。これにより、モバイル版のウェブサイトのコンテンツの強化が必要になりました

ここ数年はコンテンツをより重視する傾向が強まり、SEO対策における優先順位も変わってきています。
また、Google以外の検索エンジンがサービス終了をしたのもこの時期で、SEO対策といえばGoogleへの対策といっても過言ではなくなってきました。

まとめ

検索エンジン黎明期の検索は今ほど便利なものではなく、表示される検索結果の中から、さらに必要な情報を検索する必要があるようなものでした。

そこから20年以上経ち、格段に検索結果の質が上がった今日。Googleの「ユーザーファースト(=ユーザーの知りたいことに対して質の高いコンテンツを提供すること)」がより重視されるようになってきました。

SEOにおいて技術的対策が重要であることはまちがいありませんが、それ以上に近年は「検索するユーザーにとって価値のある情報を提供できているか」が重要となっています。Googleの最新のアップデート動向などをキャッチアップしつつ、コンテンツの質の向上を継続的に図ることが、オウンドメディアやWebサイトにおけるSEOで成果を上げる鍵といえるでしょう。


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