ライブ配信のメリット7選!いま企業がライブ配信に取り組むべき理由とは


はじめまして!サムライトで動画やライブ配信、YouTube領域を担当しているYouTube Lab.の主任研究員、川田です。

突然ですが、皆さんは最近、ライブ配信動画を視聴しましたか?

マーケティング領域では情報伝達力の高いコンテンツである「動画」の活用がいよいよ活況を見せていますが、オフラインからオンラインへのコミュニケーション移行を加速させる手段のひとつとして最近新たに注目を集めているのが「ライブ配信」です。

今後、マーケティングにおいて欠かせない存在となるであろうライブ配信について理解を深めていただくために、本記事ではまず、企業がライブ配信を活用する7つのメリットをご紹介します!

視聴者が急増中!いまライブ配信がアツい!

新型コロナウイルス感染拡大を背景に家で過ごす時間が増えたことで、生活者によるオンラインコンテンツの消費が一気に増加し、ライブ配信を視聴する人も増えています。

例えばYouTubeでは2020年3月12日からの4週間で、ライブ配信動画の視聴時間が直前の4週間と比べて189%も増加したそうです(参考)。Instagramでも同じく3月に、ライブ配信動画を視聴するアカウント数が全世界で50%増加したというデータもあります(参考)。

このような視聴者の急増が、いま企業がライブ配信に注目する一因ですが、理由はそれだけではありません。

中国をはじめとするアジアで、Eコマースにおけるライブ配信活用(ライブコマース)が急成長を見せており、例えばSHISEIDOはタイ市場において、一度のライブ配信で9万人の視聴者を集め、紹介した限定商品がわずか30分で売り切れたそうです(参考)。

ライブ配信では視聴者の反応も見ながら商品の価値をより魅力的に訴求でき、ECサイトなどの購買ポイントにすぐに遷移できる環境も提供できることから、購買を促進しやすいという特性もあるのです。

このような背景から、すでに日本でもマーケティングでライブ配信を有効活用すべく取り組みを進めている企業が増えており、今のうちに取り組まないと乗り遅れてしまう可能性も否めません。

ライブ配信を有効活用する7つのメリット

企業がライブ配信を活用すべき理由は、上記のような背景以外にも様々な機能的メリットがあるためです。ここからは、ライブ配信に具体的にどのようなメリットがあるのか解説していきます。

1. 物理的制約がなく、誰でも視聴できる

リアルのイベントでは、その会場の収容人数が参加人数の上限となります。また会場の遠方に住む人は移動コストがかかるため簡単には参加できません。
あるいは店頭での接客は1対1が基本で、一度に大勢の人に対して商品の説明をすることは現実的ではありません。

これに対してライブ配信では、ほぼ無制限で多くの人に視聴してもらうことが可能で、さらに距離も関係なくなるため、遠方、ひいては海外からの視聴も可能です。

一例ですが、サザンオールスターズが初めて無観客配信ライブを開催した際は、総視聴者数が約50万人に達したと言われており、定員4〜5万人の東京ドームにはとても収まらない規模です。魅力的なライブ配信コンテンツを企画し、適切に集客すれば、大規模なリーチおよびファン獲得も夢ではないのです。

2. 最新の情報を届けられる

通常の動画コンテンツの場合、撮影〜編集〜配信と数日の時間がかかってしまうため、どうしても情報の鮮度は落ちてしまいます。

しかしライブ配信であればリアルタイムで最新の情報をコンテンツ内に盛り込むことができ、ライブ配信の視聴者だけに真っ先に最新情報を公開するといった企画で付加価値を持たせることも可能です。

3. 視聴者と双方向のコミュニケーションがとれる

ライブ配信機能に備わっているチャット機能などを通して、リアルタイムで視聴者と双方向のコミュニケーションを取れるという点は、ライブ配信の大きな強みです。

例えば視聴者からの質問やリクエストに応じて、視聴者が知りたい情報を即座に盛り込むことで、コンテンツとしての情報価値が高まることはもちろん、視聴者と一緒にその場を作っていくという一体感やオリジナリティが生まれます。

あるいは、お気に入りの人やブランドと直接対話ができれば、ファンにとって特別な体験を提供することにもなるでしょう。

4. 長い時間を視聴者と共有できる

生活者のアテンションスパンが短くなり、ひとつひとつのコンテンツに費やす時間も短縮している昨今、通常の動画コンテンツでは数分程度の短尺の方が一般的に好まれます。

しかしライブ配信の場合、1時間程度のコンテンツでも受け入れられやすいという性質があります。もちろん、視聴を継続してもらうための工夫は必須ですが、これだけ長く視聴者の時間を費やしてもらえるのはライブ配信ならではと言えるでしょう。

長い時間、同じ体験を共有すれば視聴者との距離が縮まり、また伝達できる情報量も大幅に増えるため、視聴者との深い関係構築が期待できます。

5. YouTubeや各種SNSのアカウントの運用強化にも役立てられる

ライブ配信専用アプリやサービスも多数存在しますが、従来コンテンツマーケティングに活用されているYouTubeや各種SNSでもライブ配信機能が年々強化されており、通常のアカウント運用とライブ配信を連動させやすい環境になっています。

例えばインフルエンサーを起用したトークイベントなどを企画・配信すれば、新しいフォロワーやチャンネル登録者獲得のきっかけになります。

<主なソーシャルメディアのライブ配信機能>
・YouTube LIVE
・Instagramライブ
・Facebook LIVE
・Periscope(Twitter)
・LINE LIVE

6. コンテンツ資産としても蓄積できる

ライブ配信は、その場限りの公開とすることで希少価値を高めることもできますが、終了後にアーカイブ動画を公開すれば、ライブ配信に参加できなかった人を含め、より多くの人に視聴してもらうことも可能です。

また後日編集したものを動画コンテンツとして改めて配信するという活用方法もあります。編集時に、例えば本番前後の舞台裏の様子を加えたり、見やすいテロップを付けるなどの付加価値をつけることで、ライブ配信を視聴した人に対しても改めて体験価値を提供できるでしょう。

7. 比較的低コストでチャレンジできる

YouTubeやSNSでは無料でライブ配信機能を使うことができます。しかもPCやスマートフォンひとつでも配信が可能で、高額な撮影機材は必ずしも必要ありません。さらに編集という工程も不要なため、そのコストもかかりません。

またリアルでセミナー等を開催する場合、会場設備のレンタル費や会場までの移動コストが発生しますが、オンラインセミナー(ウェビナー)であれば自宅からでも配信できるため、費用を大幅に抑えることができます。

ライブ配信の有効活用ならサムライトにご相談ください!

以上ご紹介してきたように、様々な強みを持つライブ配信は、これから積極的に活用していきたいコンテンツであることは間違いありません。しかし、いざトライしたいと思っても、何から手をつけて良いか分からないという方もまだまだ多くいらっしゃると思います。

サムライトは豊富なコンテンツマーケティング支援実績やノウハウを活かし、マーケティング文脈でのライブ配信活用を支援するサービスを提供しています。

専門チームがライブ配信の様々な目的・規模・内容に幅広く対応し、かつ、企画から集客・運営・配信までお客様が必要とされる部分を柔軟にサポートします。

またライブ配信だけでなく、SNSアカウント運用との連携や、配信後の動画コンテンツとしてのアーカイブ活用までトータルでご支援できる点も特徴です。

「ライブ配信に興味がある」「新しいコンテンツの形としてトライしてみたい」とお考えの企業様はぜひお気軽にご相談ください!

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ABOUTこの記事をかいた人

川田 亮

前職ではTV番組制作会社のディレクターとして、バラエティを中心に様々な番組制作を経験。現在はサムライトのYouTube lab.主任研究員として、動画の分析からディレクション、ライブ配信関係の商品開発などを担当。